それはまるで儚い夢のように

拗らせヅカヲタの戯言

『Golden Songs』

楽しかった。ただひたすらに楽しくて、幸せな公演でした。1回目観て楽しすぎたので帰って即チケット追加して、千秋楽に2回目を観たのだけど終わってほしくなさすぎて泣いた。スタオベもして、舞台と客席に一体感が生まれて。こんな幸せな空間無いんじゃないかって思ってしまうくらい、幸せに満ち溢れてた。

宝塚ではない外部の舞台を観たことがほとんど無かったので、正直、男性陣は山崎育三郎さんとマテ・カマラスさんぐらいしか知らなくて。後から調べてみたらミュージカル界で有名な方ばかりで本当に知らなかった自分を大反省した…。観る前は誰がどんな舞台に出演していてどのような曲を歌っていたかも知らなくて、本当に宝塚OGさん目当てで観に行ったんです。
そしたら、もう衝撃ですよね。そもそも男性のミュージカルの歌声を聴いたことがほとんど無かった私だから、その力強さ、優しさ、甘さ、全てが衝撃的でもう身体に落雷が走ったようだった。感動で鳥肌が止まらなくて、自然と涙が溢れていた。
もちろん宝塚OGさんも素晴らしかった~!!現役時代大好きだったとうこさん(安蘭けいさん)の歌声を沢山聴けたのが特に嬉しかった…。他にも初恋の人コム様(朝海ひかるさん)やわたるさん(湖月わたるさん)を観れたのもしあわせだったし、迫力満点のずんこさん(姿月あさとさん)の歌声、表現力が豊かでこちらも大迫力のじゅりさん(樹里咲穂さん)の歌声、情感たっぷりで優しい歌声のオサさん(春野寿美礼さん)、心に響く圧倒的歌唱力の一路さん、もう本当に素晴らしすぎた。

セットリストはこちら。
 

 ACT1

Overture

CHICAGO

 ♪RAZZLE DAZZLE

Jazz Medley
 〜 All That Jazz(CHICAGO
 〜 Lazz Time(マルグリット)
 〜 Swing(Wonderful Town)
 〜 The Red Blues(絹の靴下)
 〜 Let's Make Love(蜘蛛女のキス)

ファニーガール

  ♪People(春野寿美礼)

絹の靴下

  ♪Satin And Silk(樹里咲穂)

蜘蛛女のキス

  ♪She's A Woman(石井一孝)

  ♪Kiss Of The Spiderwoman(朝海ひかる)

CHESS in concert

  ♪One Night In Bangkok 〜Someone Else's Story(中川晃教・マテ・カマラス)

  ♪You And I(石井一孝安蘭けい)

The Musical AIDA

  ♪エジプトは領地を広げている(伊礼彼方・湖月わたる)

  ♪月の満ちるころ(伊礼彼方・安蘭けい)

  ♪私に見えたもの(安蘭けい)

  ♪王家に捧ぐ歌(ALLレギュラーキャスト)

ACT2

ロミオ&ジュリエット

  ♪世界の王(ALLレギュラーキャスト)

  ♪どうやって伝えよう(平方元基)

  ♪僕は怖い(山崎育三郎)

ファントム

  ♪You Are My Own(姿月あさと)

  ♪This Place Is Mine(樹里咲穂)

マルグリット

  ♪China Doll(春野寿美礼)

モーツァルト

  ♪僕こそミュージック(中川晃教)

  ♪星から降る星(一路真輝)

  ♪何故愛せないの?(山崎育三郎)

エリザベート

  ♪パパみたいに〜夜のボート(伊礼彼方・春野寿美礼)

  ♪闇が広がる(マテ・カマラス・平方元基)

  ♪私だけに(朝海ひかる)

  ♪キッチュ(石井一孝湖月わたる樹里咲穂)

  ♪私が踊る時(マテ・カマラス・一路真輝)

  ♪最後のダンス(姿月あさと

おもいでぽろぽろ

  ♪私にしか見えない〜土の唄(朝海ひかる)

MITSUKO

  ♪西と東(マテ・カマラス)

  ♪後ろを振り向かずに(安蘭けい)

  ♪愛は国境を越えて(ALLレギュラーキャスト)

Epilogue

 もしかしたら抜けている曲があるかも知れない…。この他にも、私が観たときはきりやん(霧矢大夢さん)がゲスト出演されていたので、アーネスト・イン・ラブからバーバリー♪子供のようにオーシャンズ11からFATE CITYもACT2でありました。バーバリーはじゅりさんアーネストときりやんアルジャノンの夢のコラボ!曲中、「きりや〜〜ん!」「アルジャノンですって!」 「そうなん?」っていう掛け合いがあって凄く面白かった、笑った。きりやんダニーのFATE CITY、もうほんっとカッコよくて!ワインレッドのスーツを着てハット被って激しく踊っていて、まるで男役時代のきりやんを見ているようだった。カッコよかったな〜〜!

本当は全部の楽曲について書きたいのですが、長くなりそうなので…。抜粋して書きたいと思います。ほとんどの楽曲について語ってしまう気がするけども!つまり長くなるということを先に言っておく!

 

・自己紹介  

楽曲じゃねーしっていうツッコミはしないでください。もうこれ、本当に面白かった!千秋楽の日、司会担当の石井さんが「五十音順に並んでください」って言ったのに他のメンバーが石井さんの周りにギュッと集まって「祝!千秋楽~!」って言ったんだけど、何も知らなくて動揺してる石井さん超可愛かった…。そのあとにゲスト(一路さんとコムさん)を呼ぶんだけど、すでに二人が出てきてていつもの進行通りにいかなくて焦ってる石井さんも可愛い。っていうか石井さん可愛い。(※石井さんは年上男性です)

自己紹介は毎回お題があって、私が観たとき(2/27ソワレ、3/1千秋楽)のお題はそれぞれ「自分を偉人に例える」「自分に芸名をつける」というものだったのだけど、もうね~これほんとに笑った。何せみんな自由な人たちだから、言いたい放題。1人が話してるのに周りがずっと騒いでるのw特にとうこさん・じゅりさんはつっこみまくりで、一路さん・コム様はずっと爆笑してた。コム様最高に可愛かった、つらかった。あと平方さん・マテさん・山崎さんが3人並んでたんだけど、その3人もずっとわちゃわちゃしててもう萌えたよね…。ワールド炸裂させてるマテさん、それを見て客席に向かって「もう少しお付き合いください」って言ったり「マテ、もうわかった、もういいよ」って引きずり戻したりする山崎さんの図。そこには萌えしかありませんでした。

一番笑ったのは、千秋楽の自分に芸名をつけるお題のときにわたるさんが言った「宝塚歌劇団元娘役、親指 姫子です」。しかもこれをもの凄く可愛い声で仰るものだからもう大爆笑ですよ。わたるさん可愛い!!!他にもたくさん面白いのはあったのだけど、挙げ始めるとキリがないのでこれだけにします。とにかく自己紹介コーナーもとい大喜利コーナー、最高でした。

 

・You And I(CHESS in concertより)

石井さんととうこさんのデュエット。本当に素敵でした。石井さんの包容力溢れるあたたかくて優しい歌声と、とうこさんのつややかで澄んだ美しい歌声の相性がとても良かった。すれ違う2人のつらさ、切なさが歌声にこめられていて泣きそうになった…。CHESS、絶対観に行こうと思う。死んでも観に行く…(死んだら観れません)

 

・The Musical AIDA

まず、伊礼さんラダメスvsわたるさんラダメスの「エジプトは領地を広げてる」。初め伊礼さんだけが歌っていたのだけど、わたるさんが登場したときすごくテンション上がった!髪型もリーゼントになっていて最高にかっこよかった。伊礼さんに負けないくらい男でした、退団されて結構経つのにずっと男役でいてくださるわたるさん本当にすてき。「わたしだ!」「わたしだ!」のところで男性と張り合っちゃうわたるさん(笑)もう〜好き〜!

次に、伊礼さんととうこさんのデュエットで、「月の満ちるころ」。私この曲大好きで。だから聴けて本当に嬉しかったし、何よりもとうこさんアイーダの可愛さよ…!もう本当に可愛い。伊礼さんもかっこよかった。

そしてとうこさんアイーダのソロがあり、ALLレギュラーメンバーで「王家に捧ぐ歌」。これ、わたるさんラダメス・とうこさんアイーダ・ずんこさんアムネリスだったの!わたとうのデュエット聴けて最高に嬉しくて幸せだったし、ずんこさんアムネリスの迫力たるや…!!全員でのコーラスが本当に美しかったしこの歌でACT1が終わるという感動。素晴らしかったです。

 

・ロミオ&ジュリエット

ACT2の始まりは「世界の王」。もうこんなの反則だよね、否応なしにテンション上がるもの。完璧すぎるセトリ。とりあえずこの曲は、平方さんベンヴォーリオがくっそかっこよかったのと山崎さんロミオの美しさに目が奪われてた。平方さんホントかっこよすぎる…。

そんな平方さんのソロ、「どうやって伝えよう」。もうこの曲が大好きな私としては、平方さんの歌声でこの曲を聴けるということが幸せすぎた。というかどうして私は一昨年のロミジュリ(梅芸)を観に行かなかったのか…。あの頃の自分殴りたい。とにかくそう思うほど平方さんの歌声素敵すぎた。平方さんは2011年にティボルトも演じられているので*1、「本当の俺じゃない」とか「今日こそその日」とか聴きたい。絶対かっこいい…。

続いて山崎さんの「僕は怖い」。私は山崎さん=ロミオというイメージがあって*2(「違うよ!」というファンの方すみません、ニワカなんです)、だから実際に観れてとても嬉しかった!何なんだろう、あの甘い声。動画で山崎さんの歌声は結構聴いていたのだけど、生で聴くとやっぱり全然違う、もう衝撃的(そりゃそうだ)。心に響く。ビジュアルと声が一致してるよね、顔も声も美しい。もうロミオそのもの。苦悩する顔が美しいひと、私すごく好きなんですね、山崎さんめっちゃ美しかった…。


・China Doll(マルグリットより)

オサさんの優しい歌声にのせて踊る、China Dollに扮したわたるさん(という解釈で果たして合っているのか…)。もうそのわたるさんが、素晴らしかった。黒いワンピースに身を包み裸足で踊るわたるさん。人形のように、踊り続けなければいけない女の子。誰かに操られているように、狂ったように、無心で踊っている(ように見えた)わたるさん、本当に美しかったし圧巻の踊りでした。さすがわたるさん。わたるさんのダンスが見れたのが本当に嬉しかった。


モーツァルト

中川さんのソロ「僕こそミュージック」。流石すぎた。*3何より印象的だったのは、本当に楽しそうに歌っている姿。語彙力が無くて言葉でうまく表現出来ないのが悔しいのだけど、とにかく素晴らしすぎた。

そして次の「星から降る金。」全然曲知らなかったのだけど、すごくいい曲。そしてまた一路さんの歌声が素敵すぎた。心に響く…。

山崎さんのソロ「何故愛せないの?」。山崎さんってほんと悩ましい表情させたら横に出るものいないね…?そして甘すぎる美声に溶けそうだった、というか溶けた。表現力が本当に素晴らしくて…。ゴルソンメンバーみんなそうだったんだけど。何で去年演ってたモーツァルト観に行かなかった自分…。ホント過去の自分殴りたい(二回目)


エリザは、本当はひとつひとつの曲について語りたいのだけど、長くなりそうなので止めます。ただ、平方さんルドルフがマジでイケメンだったのと、キッチュのときにエリザ出演者が三人(石井さんわたるさんじゅりさん)が話している前を横切るという下りがあったのだけど、千秋楽に次回ルキーニやるからと言って髭つけて出てきた山崎さんと、伊礼さんとうこさんカップルの喧嘩→伊礼さんの浮気相手(オサさん)登場→最終的に女性二人に平手打ちされて振られる伊礼さん、というショートコントがとても面白かったことだけ言っておく。(長い)(しかも支離滅裂)


・MITSUKO

これはもう。聴きたかったやつです。とうこさん、赤いロングドレスに着替えて髪の毛を纏めていたのだけど、もう美しすぎてため息が出た。本当に綺麗。そしてもう歌声は言うことないですよね完璧すぎて。やっぱり私はとうこさんの歌声が大好きで、とうこさんが大好きです。

最後全員で「愛は国境を越えて」は感動したなぁ…。千秋楽のカテコでは、それを客席全員で歌って。もう感動の嵐。最高でした。


案の定長くなってしまった…。大したこと書いてないくせにこんなに長くなってしまって申し訳ない、語彙力増やします。幸せすぎる公演だった。今まで観てこなかったけれど、これから外部のミュージカルも観ていこうと思うし、とりあえずとうこさんと平方さんが出演される「サンセット大通り」はチケット確保しました(⌒▽⌒) 

御察しの通り、平方さんと山崎さんに堕ちました。これからその話もブログでしていくと思うのでよろしくお願いします。(何を) ミュージカルに精通している方、いろいろ教えていただければ嬉しいです。

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*1:平方さんはティボルト役でミュージカルデビュー

*2:山崎さんは2011年のロミジュリでロミオを演じられていました

*3:中川さんは2002年の「モーツァルト!」日本初演で主演に抜擢され、初舞台で数々の賞を受賞するという前例のない快挙を成し遂げられています